鈴木雅彦
 市政報告のページ
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2009年12月定例会
発言の取り消し命令
 12月議会の最終日、ある発言に対する取り消し命令が議長職権により、発令されました。

 議会選出の農業委員に対し、「農業の素人に何が分かる」と非難を浴びせた文脈の中で、個人名を上げたことに対する処置です。誠に失礼としか言いようのない発言であることは、衆目の一致するところだと思います。取り消し命令の内容は以下の通りです。

 
平成21年12月8日の本会議における、岡村議員の発言中、次の文言『今の委員さん、小野さんと加藤さんともう一人誰やったけな。』

 以上が議場で配布された取り消し命令の全文です。
委員会への市長の出席を求めたい
 津市議会では今日も何やら騒動があったようですね。今日は確か、総務財政委員会の日ですが、この1年間は役職の関係もあって比較的穏やかに議事が進行していたはずの委員会です。詳しいことは聞いていませんので、何の問題で紛糾したのかは知りません。ただ、「市長を呼べ」ということで、職員は上を下への大騒動になったと聞きました。

 やれやれ、締めくくりの委員会で再び爆発しましたか。もっとも、市当局もこの委員会気が抜けないと覚悟しているはずですから、言うほどには動揺していなかったのではと思いますが、それにしても「市長を呼べ」が多い委員会です。

 しかしながら委員会は一日にひとつしか開かれませんので、本来的に言えば、市長はすべての委員会に出席できるはずですし、また、出席してしかるべきです。旧津市時代は2委員会が同時に開催される時以外は、現に出席していたのですから、出席しないことの方が異常だとも言えます。

 もし出席していれば、「市長を呼べ」と空転して時間を無駄にすることもなかったのです。市政運営の責任者が不在のまま常任委員会を開催している現状は、改革に値する問題です。来月の選挙で新議会が構成されたら、委員会のあり方も市民に対して責任が持てるように、市長の出席を求める改革が必要でしょう。
初日の先議案件についての質問 赤い文字は答弁
 議案第117号 津市職員の給与に関する条例及び津市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部の改正について
1 給与表の改訂、12月期及び来年6月期の期末・勤勉手当支給率の改訂、さらに12月期の期末手当の減額調整、それぞれによる影響額はいかほどか
 【給与表改訂:1400万円 12月ボーナス:1億8000万円 6月ボーナス:2億1000万円 減額調整:2100万円の削減になる】

 再質問 4億円を超える地元経済への打撃を相殺する施策の必要はないか
 【人事院勧告に準拠した改正であるが、地域経済の活性化もこれまでの補正、今回の補正予算などで考えている】
先議案件についての討論
 議案第117号に関してですが、昨今の経済状況・雇用情勢などを考えると、職員の方々自身も削減はやむを得ないと受け止めている向きが多いようですし、世論もそうすべきであるとの方向にあると認識しています。従ってこの議案には賛成は致しますが、意見を述べさせていただきたいと思います。

 先ほどの質疑で明らかなように条例の改正による影響額は総額で4億円以上と極めて大きなものがあります。当然それだけの金額が消費から削られると考えなければなりません。勿論すべてが津市でと言うわけではありませんが、津市の商店や会社に落ちるべきお金が消えるわけですから、地元業者・地元経済に与える影響は大きいと見るべきです。

 そこで市当局には、この条例改正による打撃を相殺するような、欲を言えば、打撃を上回るような経済効果のある施策を打ち出すよう求めるものであります。そうでないと津市が地域経済を崩壊させたと言うことにもなりかねず、津市が追うべき責任は重大です。新年度予算編成においては、このことを認識していただくよう強く求め、討論とさせていただきます。
本会議の質問と答弁 及び 感想
■ 一般質問
1 県道久居河芸線の狭隘部分(三重県中央家畜保健衛生所前)の拡幅について
 (1)現状はあまりに危険で事故も多発しているが、なぜ進展がないのか
 (2)拡幅に向けた取り組みの現状はどうなっているのか
 (3)今後、県はどうするつもりでいるのか
 (4)津市は今後、どのように対応するつもりなのか
【答弁の要旨】 市の申し入れにより狭隘部の2名の地権者と市・県との協議に進展があり、事業に対する一定の理解が得られつつある。測量のための立ち入りも了解していただいた。早期に合意をいただいて拡幅を図りたい。
2 第3セクター樺テサイエンスプラザについて
 (1)売上高56百万円の会社が、現金預金・3億59百万円、国債・5億98百万円を持つ必然性はあるか
 (2)津市の出資金5億2000万円を、事実上、寝かしてある事態は「財政難」のおりから市民的な納得を得られないと思うが、いかがか
 (3)15億円強の資本金の90.56%は税金、減資して税金を戻し、有効に使うべきだと思うが、いかがか
【答弁の要旨】 将来の機能拡充を視野に入れながら、引き続き現預金・国債の運用益で自立的かつ安定的な経営に務めている。出資金も将来の活用を視野に入れているのでご理解を。

【 感 想 】 県道の答弁は非常に前向きで、道路の拡幅がいよいよ現実のものになってきたと期待できます。しかし、サイエンスプラザに関しては、意図的に的を外した苦しい答弁であることが分かります。本来、このような業態の会社に、巨額の現預金や国債を持つ必要はありませんし、ましてやそれが税金となればなおさらです。ということは、「機能充実」「将来の活用」の言葉に、まだ公表できない計画が秘められていると言うことでしょう。
経済環境委員会の質問
 樺テセンターパレスについて
(1) ダイエーに返還する預かり敷金8億円について
(2) 近鉄に返還する預かり敷金3億5000万円について
(3) 両社に返還する預かり保証金について
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